郵送による研ぎ

ハサミに関する様々な用語です。参考にしてください。一部用語には決まった定義ではなく俗に使用されている言葉もあります。
こちらに無いもので分からない用語がありましたら何なりと申し付け下さい。
無断引用、転載を禁じます。

アイウエオ順です。



裏すき(うらすき)
裏側が和包丁のように窪んでいる事。これにより開閉アクションのスムースさと研ぎやすさを出す


オフセットハンドル
ハンドルの形状には大きく分けて2種類ある。メガネハンドルに対してオフセットハンドルは二つの指穴の位置がずれている。(写真上オフセット、下メガネ)


鎌刃(かまば)
刃が鎌のような形状になっていること。切れ味が硬くなりすぎるため通常のシザーにおいてはまず好まれない形状である。何回か研ぎに出していて鎌刃になるようであればその研ぎは適切でないと考えられる。

逆刃(ぎゃくば)
セニングにおいて静刃が棒刃であるタイプ。理容師によく好まれる。
(写真上正刃・写真下逆刃)







キャメル

ハンドルについた山の形をした突起。指をこの部分におく。



櫛刃(くしば)
セニングのクシ状の刃

剣刃(けんば)
シザーの峰の形状が剣のようになっていること。一般的に刃角は35〜40度前後程。

鋼材
現在シザーに使用される鋼材の主なものにはステンレス、コバルト含有ステンレス、ステライト、着鋼(←刃の部分は炭素鋼、最近では非常に稀有な存在である)がある。数多くの種類があり、かなりピンキリである。
このうちステンレスとコバルト含有ステンレスと着鋼は鉄(Fe)が主成分であり、そこに炭素(C)・クローム(Cr)・コバルト(Co)等様々な元素を添加することにより性能をコントロールする。最終的に熱処理によりその硬度を出すため完成した刃物製品を高温に熱する事は厳禁である。
ステライトは主成分がコバルトでできており独自の切れ味をもつ。粘りと対磨耗性が高いため硬度自体が高くないが切れ味は長く持続する。

コバルト
コバルトとは元素の名前であるが、シザーの世界で「コバルト」と言うとコバルト含有ステンレス鋼の事を言うことが多い。ステンレスにコバルトを添加することにより硬度、切れ味等が向上する。


笹刃(ささば)
刃が大きくカーブした形状。逃がしながら切るカットに向いている。




触点(しょくてん)

写真矢印部分の名称。髪を切る際に刃に発生する応力を支える重要な部分。



ステライト
ハサミの鋼材の名称。コバルト主成分で独自の切れ味を持つ。

ステンレス鋼
鉄に一定量のクロームを添加した鋼材。刃物用にはさらに炭素を添加し硬度を出している。

正刃(せいば)
セニングにおいて静刃がクシ刃であるタイプ。美容師が多く使用する。(「逆刃」部写真参照)

ソリ
ハサミの2枚の刃はそれぞれ微妙に弧を描いた形状をしており、その反り具合を言う。ハサミにおける重要な要素である。このカーブの形がハサミの性能を大きく左右する。弱すぎれば髪の毛が切れなかったり、強すぎれば刃同士がガジガジとこじれてしまう。



段刃(だんば)
昔ながらの刈上げバサミ等に多く見られる平刃の刃付け。一般的に刃角は40〜45度くらいが多い。

刃線(はせん)
刃の形状。その形状によりハサミの性質が変わる
  鎌状(髪の毛を捕まえやすい)←鎌刃〜直刃〜柳刃〜笹刃→大きくカーブした刃(髪の毛を逃がし易い)

ハマグリ刃(はまぐりば)

峰の形状がハマグリの貝の形のようにふっくらとしたカーブを描いている刃。一般的な刃角は35〜40度前後程。

ヒットポイント

二つの指穴が接触する部分。ゴム、プラスティック、ステンレス等でできた部品をはめ込んである。

ひねり
ハサミの2枚の刃はそれぞれネジを軸として考えて刃体がプロペラのようにらせんを描いていること。ソリと並んでハサミにおける重要な要素である。
ソリと同様、強すぎても弱すぎてもいけない。(「ソリ」部図参照)


棒刃(ぼうば)
セニングで棒状の刃の方を言う。

焼き(やき)
鋼材の熱処理の事。研ぐときに機械を使用する場合気をつけないと発生した熱で硬度が下がってしまう(茶色く変色したらアウト)。


メガネハンドル
ハンドルの形状。2つの指穴が並んでいる。(「オフセット」部写真参照)

ロックウェル硬度(HRC)
金属の硬さを表す単位の一つ。刃物にはこのロックウェル硬度が用いられることが多い。
ハサミのブレードに使用される鋼材は通常ステンレス鋼で50台後半から硬いもので60台前半が主流。
安価なハサミになると硬度が足らないものが多い。

ワッシャー
ネジ内部に入れられた部品。開閉の滑らかさやバネの役目を果たす。消耗品なので必要に応じて取り替えるとよい。


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