どんなに高価なシザーでも日々のメンテナンスを怠ると本来の性能を発揮できないばかりかシザーの寿命自体を縮めてしまう事になってしまいます。末永くお使い頂く為に下記の使用上の注意を良くお読みの上ご使用ください。
・触点にオイルをさしましょう
触点部分に定期的(ひと月1〜2回)にオイルをさしましょう。
シザー用のオイルがあれば最適ですが、なければホームセンターで手に入る刃物用の防錆オイルでも構いません。
これにより開閉がスムーズになり、触点の偏磨耗を防ぐことができます。
余分なオイルには汚れが付着しやすいのでふき取りましょう。
・ビス(ねじ)のとめ具合を定期的に確認しましょう
多くのシザー・セニングは使用している間にビスの調節具合が緩んできます。
特にセニングの場合はそれが押し切りにつながり修復が困難になる程刃が痛む危険性があります。
・最初の4〜5人は厚切りを控えましょう
新品や研ぎたての刃は非常に鋭くなっています。慣らし切りを行うことにより刃を長持ちさせることができます。
・使用後はセーム皮等で返り刃や汚れを取り除きましょう。
使用後にセーム皮で拭くことにより刃持ちが格段にアップします。
また汚れを取り除くことにより錆の発生も抑えることができます。
・ストローク・エフェクト・スライド等のハサミを滑らせながらのカットについて
1丁のシザーでブラントカットやこれらのカットもこなされる方が多くいらっしゃいます。
そう言ったシザーを研ぎに出した場合、鋭い刃付けにより髪の毛に食い込みやすくなっています。
何人かブラントカットにて刃を馴染ませると良いでしょう。
専用のハサミを持っている方は専用の刃付けにしておりますのでお申し付け下さい。
・セニングでのカットについて
研ぎたてのセニングの棒刃はカミソリの様に鋭くなっています。
セニングでカットしてハサミを抜く際に髪の毛に対して鋭角に棒刃が当たると髪の毛を剃ってしまいます。
抜く方向に気をつけましょう。
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