研ぎの効かないハサミ

出張で研ぎまわっているとよく「このハサミ、もう駄目かなぁ?」と言って研ぎに出されるお客様が
結構多くいらっしゃいます。見た目がひどく欠けていたりしても殆どの場合ちゃんと直ります(写真参照)。
他の業者さんに「コレはもう研げないから新しいハサミ買った方がいいよ」と言われちゃったハサミでも
是非一度ご相談ください。(↑実際にこの様な事を言い新しいハサミを買わせてくる業者さんも多くいるようです。)

   ・・・等々の症状がありましたら迷わず研ぎに出しましょう。

研ぎの効かないハサミ


当方ではそのハサミが持ち得る最大限の切れ味が出せるように研ぎを行っております。
しかしながらその最大限の努力をもってしても「良い切れ味」が出せない場合もございます。
特に郵送にてご依頼される方はご注意ください。  

・極端に価格の安いハサミ
最近では安い中国産、韓国産のハサミが多く出回っているようです。人それぞれ考え方はあると思いますが
    当方では国産のハサミが世界最高の品質を持っていると捕らえています。外国産の中には造りが甘く
材料自体が上質でないものが多いです。その様なハサミは研いでも良い刃が付かないことが多いです。
・錆の発生してしまったハサミ
ハサミが駄目になってしまう原因第1位はコレでしょう。錆は刃物にとって癌細胞の様なものです。
    内部まで錆が進行してしまった場合刃を付けたとしてもポロポロとまた欠けてきてしまいます。

・とても古いハサミ
    昭和40年代くらいのハサミになると上記の錆の問題も含めて構造的にも難しいものが多々あります。
    中にはそんな古いものとは思えない程高精度のハサミもありますがごく稀です。
    
・ネジ穴等の構造部分に破損がある場合
    当方ではネジ穴等の修理は致しておりません。

・クシ刃の折れてしまったセニング

    クシ刃の折れてしまったセニングにつきましては修理できません。
    しかしながら先端のクシ刃のみが折れてしまった場合については棒刃も縮めるなどをして修理できる
    場合もございます。

・カーブシザー、マイクロスリット刃、鋸刃加工のハサミ
    これらのハサミは機材の関係により研ぐことが出来ません。マイクロスリット、鋸刃加工のハサミは
    研ぐと加工がなくなります。マイクロスリットについては再加工することは可能ですが、
    価格がとても高くなってしまう為当方に出されることはお勧め致しません。